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企業ホームページは見た目より中身

広報活動に潤沢な経営資源を投入できる企業は限られています。そうした企業は実際に、企業ホームページも見目麗しく作られていて見る者を飽きさせません。一方で資金力に劣る小規模事業者には、投入できる資金も乏しく、同じ方向性で勝負しても勝ち目は薄いと言えるでしょう。

しかし企業ホームページを制作し運営する意図は、単に閲覧してもらう機会を増やすだけではありません。しかもいくら沢山のアクセスを集めたとしても、実際に購入してもらうことができなければ意味は無いのです。物販サイトにおいては、アクセス数に対して実際に購入に至った割合、すなわちコンバージョン率という指標があります。そしてコンバージョン率が高ければ高いほど、目的にかなった良いサイトであるといえるのです。

ということは小規模事業者にとっては、企業サイトのデザインに大きくお金をかけるのではなく、コンバージョン率を高めるという方向性が大事であることが分かります。この方向に注力した手法があり、これをコンテンツマーケティングといいます。コンテンツマーケティングとは、企業サイトの閲覧者にとって価値のあるコンテンツを提供することで購買意欲を喚起し、購入した後でその満足度によりますます当該企業のファンになっていく、という消費行動に訴求する手法です。

小規模事業者にとっては、こうした根強いファンを育てるのが近道です。例えばパーソナルコンピュータの分野では、そのシェアにおいては微々たるAppleが強力なファンに支えられていて、モバイル端末の分野ではWindowsユーザーをも取り込んでいるという事実を示せば十分でしょう。アイディア・デザイン・機能・ユーザービリティで最先端を行くというAppleの哲学は、まさしくその内容において強力なファンを持っています。

より今日的なマーケティングに置き換えるなら、企業規模の大小に関わらず、優良コンテンツを企業サイトで情報発信することによって集客し、ファンを獲得し、増やし、マーケティングを優位に進めていくという経営モデルは、極めて今日的意義の大きな手法と言えるはずです。そしてこうした創造性の高い商品やサービスは、BtoB企業との親和性があります。企業ブランド力に欠けていても商品の良さが伝わればビジネスとして成功する、ということです。なぜなら、その企業の魅力をきちんとPRできれば、相手企業に存在する複数の意思決定者を納得させることができるからです。しかもBtoC企業が売り出した商品がどれだけの売上げを獲得するのか把握し辛いのに比べ、BtoB企業であれば納品した段階で報酬が得られるというより小規模事業にとってメリットのある展開が期待できます。

つまり企業ホームページ制作においては、見た目の美しさよりも優れた内容の情報発信により確実に集客しコンバージョンを得るという中身を重視すべきなのです。